先日の「マノンレスコー」多くのお客様に足をお運びいただき、
今回も、遠くは広島からもご来場をくださったり、
本当にありがとうございました。
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17年来のお客様で、ほぼ全部の公演をご覧になった方が
「今までで一番よかった」と、おっしゃってくださいました。
しかしこのお客様、
毎回毎回、「一番!」とおっしゃってくださるのです。
ということは、
毎回、向上をしている舞台である、と言うあかし。(*^_^*)
こんなに嬉しいことはありません!!
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逆に、毎回、
この言葉を今回も頂かなくちゃ、と
プレッシャー&大きな励み、になってきました。
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ほんとうに、ありがとうございました!!
今までの努力がすべてが報われた
嬉しい最後の一言でした。
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久しぶりに
公演を終えた後の舞台あいさつで、
次回公演の宣伝をしない、
という、
2度目の経験をしました。
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1度目は、
子供の出産と、設計の仕事がダブルで重なり、いったんオペラを休止しました。
立ち上げ3年目のことでした。
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そして、今回が2度目でしたが大きな違いは、
出演者がなんと舞台を降りて
お客様に背を向け舞台の私へクラッカーと花束のサプライズでした。
ビックリしました。感動でした!
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前2日間と同じように普通に笑顔で舞台挨拶をして、
またの再開をお楽しみに〜と、去る予定でしたのに。。。まさかのことでした。
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本来、次回の宣伝をするために行う挨拶ですので、
挨拶をする必要もない
舞台の感動の余韻を楽しんでいただきたいほどの最後でしたのに、
私の涙になってしまい、申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
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とはいえ、温かいお心づかい、嬉しくて嬉しくて。(T_T)
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出演者スタッフの皆さん、本当にありがとうございました!
そして、いつも気にかけてくださったお客様、ご支援をくださった皆様、
ご来場くださったお客様
本当にありがとうございました!
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この公演で
一つの区切りと、決断をしました。
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今後の風の丘HALLについてですが、
是非とも、多くの方々に、生の舞台、小さな舞台の魅力が伝わるお芝居を
体験していただく場所として
活用してほしい、と言う願いが強くあります。
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オペラ関係者が風の丘をの自身の上演の場として使っていただくことは、いっこうにかまいません。
資金以外の部分でのお手伝いは出来る限り、いたします。
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どうぞ、皆さま、風の丘を使ってください。
そして、
風の丘ファンのお客様の心をオペラで芝居で、癒していただければと願っています。
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一方で、
このようなご報告は、
申し訳ないのか、良い事なのでしょうか、、。。
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公演を終えて、
3月も終わろうとしている頃、
千葉市より「千葉市文化振興助成金」の確定の通知が舞い込みました。
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昨年まで3年間頂いた「千葉ジュニアオペラ学校」のバージョンアップとして
今年「千葉ジュニアオペラ学校・クラシック音楽アカデミー2017」の助成申請を出していました。
これが正式に決定を。
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このように、奇しくもオペラの制作からは、距離を置くことが出来ず
嬉しいような。。おおきな戸惑いでした。
オペラ制作は中途半端なことはできない、と、苦言も頂きました。
私もいつまでもやっていたい、オペラをつくることに大きな喜び
そして歌手の皆さんピアニスト、演出家、と皆さん大好きです。一緒にいつもまでも笑顔でお酒を飲んでいたい。
それは本当に正直な気持ちです。しかし事情が許しません。
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とても迷いました。
誰しも、両立は無理だと考えます。私もそうでした。
ただ、17年オペラ界を垣間見て、事情を知り、
建築の世界を外から見る時期、指定管理という立場からホールの定期点検をして
建築と、舞台の両方から、行政とも関わり、
色んな経験をしたなかで、私の中でそのどれもがまったく同じ問題を抱えていることに気が付いています。
年だけは取りました。このすべてが私の中で一つの方向性で
まとまるような気がしてなりません。
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そんなことを感じていましたら、
同じように私の考えを後押しし、応援をしてくださる方や、
そこへ導くかのような必然のような、出会いが繋がれていきます。
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これは、何かを示唆されているとしか思えませんでした。
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よって、このオペラ学校は、今年も開催をすることにきめました。
これは、この企画を一緒に手伝ってくれる方々がいての事でもあり、
その方々がいてくださることが何よりの大きな原動力です。
そのたしかな信頼する方々のお蔭もあって、実施をします。
考えあぐねていたため、ちょっと始動が遅くなってしまいましたが、
今大忙しで準備に入っています。
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今年助成申請をした内容は、、
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ジュニア(小学生親子)・ベーシック(中・高校生)に加え
アカデミー(大学生・一般)の各コースを設置。
分野もオペラに限らず、クラシック全般、
実技も合唱だけでなく、合奏の講義も併設しました。
7月20日ごろ開校し、8月いっぱいの開催を経て、
その後希望の児童を対象としたオペラの稽古を実施し、
10月の秋休み前後にオペラ公演を行います。
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この一連の活動はまた3年間、継続をすることとなりました。
これによって、秋休み近辺で子ども達も出演するオペラ公演は、
発表公演として実施します。
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ただ、残念なことに
風の丘の通常のオペラ公演は、公私にわたり負担がかなり大きく
実施はできません。
申し訳ございません!!
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しかし、1年に一度の
このジュニアオペラ学校と伴うオペラ公演は実施をしていきます。
今後3年間、千葉市からの助成と言う応援をいただき、その期待に応えなければならないと思っています。
千葉市を文化かおる都市へ。
それを願うばかりです。
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設計も建設も劇場もオペラも舞台も、不思議と、あるいは、当然のように、、
全ておなじ線路の上を走り、問題を抱えているように見えて仕方ありません。
それを私なりに、一つ一つ、解してみたいと思っています。
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いろいろなことがやりたいと、頭の中がいっぱいで、
なかなか決断が出来ず、いつも迷いながらの人生です。
これが正しい決断であってくれるよう
あとは、努力をするのみです。
怖いですが、進むしかありません。
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こんな私、風の丘ですが、
引き続き
これからも見守っていただけましたらとても幸せです。
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皆様のご健康とご多幸を心より祈っています。
多くの人たちが限りある人生の中でどれだけ、笑顔でいられるか、
周りを笑顔にできるか、
幸せな人生を生きる努力を積んでいきたいです。
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2017年4月5日
小空間オペラTRIADE
風の丘HALL 代表 大澤ミカ