2017.10.26 Thursday
風の丘代表大澤です。今年度の事業を終え、そして、今後への思いです。
風の丘HALL(小空間オペラTRIADE)代表大澤美香です。
この度は、「ヘンゼルとグレーテル」へ、沢山のお客様へお運びいただき、心より感謝申し上げます。
・
・
10月に実施した「ヘンゼルトグレーテル」このオペラ公演は、千葉ジュニアオペラ学校<千葉市芸術文化振興助成事業>の一環であり修了公演としての実施でしたが、
風の丘のオペラ公演は、しばらく休止というご案内を3月にさせていただいた中でしたので、
辞めたのではないの?というご質問を頂きました。
・
・
休止の宣言3月のマノンレスコーの後、
4月に千葉市より私の行います「千葉ジュニアオペラ学校」へ
助成事業認定の通知を頂きました。
・
私事で恐縮ですが、
今年は、どうしても休止をしたいという
家庭の事情や、自らの体の不調でしたので、
正直、この通知を頂き大変悩みました。
・
しかし、風の丘を立ち上げた本来の目的のひとつに、
千葉の芸術文化度をあげて、心豊かな地元の創生に寄与したいという思いでした。
長年続けてきたその思いがやっと地元へ通じ、
千葉市からの援助がいただけるという機会を断っていいのか、という思いが強くなり、
身体が付いていくか、家庭が心配であったりと、とても不安な中で苦渋の決断でしたが、オペラ活動継続となりました。
・
5~6月のオペラ学校講師手配、会場決定、告知、チラシの市内配布など追われ、7月の学校説明会、
そして、7/15日の開校、
それから夏休みの間 週2、全16講義と合唱指導。
8月下旬より追いかけ、オペラ公演ヘングレ準備、
東京文化から借りる衣裳の打ち合わせやプロの稽古開始、
子ども達の合唱指導の追い込み、合同稽古が9月いっぱい行われ、
10月7・9日の本番、という怒涛の半年以上を過ごしました。
10月15日に、ジュニアオペラ学校の修了式を終えて、すべての工程を完了しました。
・
この千葉ジュニアオペラ学校は、半年以上かかる大変な事業です。これを始めたのが4年前、それと並行して通常オペラ公演を実施。毎回新しい生徒さんの募集から始まり、新しい試みを行い、なかなかハードな4年間でした。
・
オペラ学校は、長い期間大変ハードですが、人間としいて生きている幸せな遣り甲斐と、大きなご褒美をもらえるものだと、感じています。
・
このオペラ学校と、通常オペラ公演、どちらも大変な魅力があります。
しかし、両方を掛け持つことは、私一人の体では限界でした。
どちらかの選択しかないと思いました。
芸術に携わる意義として
こどもたちへ未来を託したい、という思いを
優先させていただくに至りました。
・
こういった理由から、
通常オペラ公演は休止をさせていただきます。
しかし、
千葉市からの助成認定をいただくこのジュニアオペラ学校は、地元のためにも、要望がある限り、継続を決断しました。
ただ、このオペラ学校の修了オペラ公演は行います。
・
よって、私がプロデュースする風の丘でのオペラ公演は、年1本になります。
・
どうか、ご理解を頂けましたら、大変うれしく思います。
・
結果的には、風の丘のオペラ公演としては、
ほぞぼそと続けることになりますが、ジュニアオペラ学校として、子供たちの活気に満ちている風の丘であります。
・
これからも、また風の丘の活動へご理解と
ご支援を賜ることが出来ましたら大変うれしく思います。
・
千葉ジュニアオペラ学校HP
https://www.facebook.com/chibajunioropera/
・
・
|